2011年に佐賀県庁のCIO（最高情報統括監）に就任し、「東京」の外資系IT企業から「地方」自治体へと、組織風土が180度違う環境に移りました。
地方では、「デジタル化の遅れ」「マーケティング的思考の欠如」があり、課題解決の足かせになっていると感じていましたが、実は提案に来る東京側の企業などにも程度の差こそあれ、この2つの課題が存在していることに気付いたのです。差があるとすれば、「変化しないと生き残れない」と気付いて動くか、「変わりたくない、変えたくない。それでもどうにかなる」と現状維持に重きを置くかの差ではないかと思うようになりました。
 
これまで、東京と米国、約10か所の地方都市に住み、勤務先も製造業の工場、外資系IT企業、地方自治体と様々なバリエーションを経験してきました。5年間の佐賀県庁の任期終了後は、1か所に所属することはやめ、これらの経験から、様々な角度からの多様な視点で、より多くの皆さんの課題解決をお手伝いしてきましたが、更にその輪を大きく広げるため、2017年10月にキャリアシフトを起業しました。
 
キャリアシフトでは、「変わりたくない、変えたくない、今のままがいい」「それでもどうにかなる」という傾向が特に顕著な、地方と公共団体を主な対象として、以下の4つのコンセプトを持って、それぞれの地方や公共団体の将来に向けた変革を手掛けていきます。

• クライアントの「変えねば、変わらねば」に、徹底的に伴走します。
• 先人の知恵の中から現状のクライアントの課題に必要なものを選択し最適化します。
• テクノロジーの種を、今のクライアントの課題にどう応用できるかを考え、試し、適用の道を見つけます。
• クライアントの組織における「無理だ」を「腹落ち」に変革します。

キャリアシフト株式会社 代表取締役 
森本登志男

森本登志男プロフィール

岡山県出身

1986年

京都大学工学部合成化学科卒業、宇部興産入社。　1990年ジャストシステム入社

1995年

マイクロソフト（現・日本マイクロソフト）入社、Microsoft Corporation（米国）勤務、マイクロソフト事業計画室長、市場開発部長、公共営業本部自治体営業部シニアマネージャー等を歴任。

2007年～

総務省地域情報化アドバイザー

2011年

佐賀県の最高情報統括監(CIO)に就任。基幹情報システムの開発・運用コストの大幅削減や4000人の全職員を対象としたテレワークの導入を行う。
第16回日本テレワーク協会会長賞受賞（佐賀県庁として）

2012年

佐賀県鹿島市の日本酒のブランディングを成功させた「鹿島酒蔵ツーリズム®」を立ち上げ、2日間で8万人が集まるイベントに成長。

2014年

235万再生を超える『恋するフォーチュンクッキー 佐賀県庁 Ver. / AKB48[公式] 』を企画し全国的なムーブメントを作るなど佐賀県の知名度向上に貢献し、2016年3月末で5年の任期を終了
九州総合通信局長賞受賞

2014年〜

総務省ICT地域マネージャー。都道府県CIOフォーラム会長。

2015年

内閣府『公共サービスイノベーション・プラットフォーム』外部有識者

2016年～

内閣府クールジャパン・地域プロデューサー、総務省テレワークマネージャー

2016年

岡山県特命参与（情報発信担当）、佐賀県情報エグゼクティブアドバイザー、総務省テレワークマネージャー

2017年

キャリアシフト株式会社設立、　著書「あなたのいるところが仕事場になる」 出版

2019年

Ｇ２０北海道倶知安観光大臣会合　モデレーター

2021年〜

富士市 テレワーク推進アドバイザー

2022年〜

旭川市 CDO（最高デジタル責任者）